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院長ブログ

最新版 ワクチンスケジュール


<2か月になったらすぐ>

   「はじめてのワクチンセット」
 Hib①+肺炎球菌①+B型肝炎① ( +ロタ① )
          ↓ 4週間後
 4種混合①+Hib②+肺炎球菌②+B型肝炎② ( +ロタ② )
          ↓ 4週間後
 4種混合②+Hib③+肺炎球菌③ 
(*同時に3・4か月健診を)
          ↓ 3週間後
     4種混合③+BCG



 2回目から半年後に B型肝炎③


<1歳になったらすぐ>

   「1歳セット」
 MR①+水痘①+おたふく①
          ↓4週間後
 4種混合④+Hib④+肺炎球菌④

 
 1回目から3か月後に 水痘②
 1回目から3~5年後に おたふく②



<3歳になったらすぐ>

  日本脳炎①
     ↓1~4週間後
  日本脳炎②
     ↓1年後
  日本脳炎③ → 9~11歳の間に4回目



<年長クラスになったら>

  MR② (小学校入学前までに必ず済ませてください!)


接種スケジュールでご不明点があればお気軽におたずねください。



副鼻腔炎

僕が抗生剤を投与する「ここぞ!」って時の一つです。


副鼻腔に膿がたまってしまった状態で、「蓄膿症」などと呼ばれています。

風邪をひいた後などになることが多いですね。


風邪が治ったのに黄色い鼻水が出続けることってありますよね?

そういう場合はたいてい副鼻腔炎を起こしていると考えられます。


場合によっては頭痛がおこることもあります。


また、膿がのどに落ちるので咳き込んでしまい、子供の場合なんとなくゼロゼロするので、喘息だと勘違いされてしまうケースが多いです。

喘息と言われ治療していたのに全然治らないって時に、実は副鼻腔炎だった!なんてことは意外に多いんですね。

喘息を診断するときには必ず副鼻腔炎による咳かどうかを鑑別しなければなりません



副鼻腔炎があるかどうかの診断はレントゲンやCTで膿がたまっているのを確認する必要があります。

レントゲンがあれば簡単に診断できますが、当院はレントゲンがないので症状と既往から推測して診断するしかありません。


だいたい、風邪を引いたあと黄色い鼻水が続いて、風邪薬でも治らない場合には僕は副鼻腔炎を疑います。


こうなると治療は抗生剤の投与です。

副鼻腔に巣作っている菌を除菌しなければ治りませんからね。

僕の場合はメイアクトをぶち込みます。


前にも書いたように当院に来るお子さんたちはほとんどが抗生剤を使ったことがない身体なので、メイアクトのような「今じゃもう効かないでしょ」と言われてしまうような抗生剤でも効果抜群です。


ですがたまにメイアクトが効かないケースもあります。

菌によって当然ながら相性がありますから。


メイアクトが効かなかった場合は、次にクラリスを試します。

ここでほとんどの方が治るのですが、それでもごくまれに治らない場合があります。

そうなると僕にとっては「奥の手」オラペネムを使うこともあります。

ただ、これは勝算がある場合のみに限られます。

勝算がなさそうなら、もうこれ以上頑張りません。


副鼻腔炎の治療は抗生剤が第一ですが、本当は毎日通って鼻のネブライザーと吸引をするのが重要だったりします。

当院ではそれをやらない方針なので、まず抗生剤投与をして効果がなければ耳鼻科を紹介し、ネブライザーと吸引を依頼しますね。



副鼻腔炎は、ちゃんと治療しないと中耳炎になったり、最悪の場合細菌性髄膜炎の原因にもなりますので、ちゃんと治療しなければなりません。


僕が抗生剤をあれこれ使う数少ないケースですね。


ただ、、、やっぱりオゼックスは使いませんがね









ワクチンを接種する理由

たまにこんな相談を受けます。

「あまり余計なことをこの子にしたくないので、必要最小限のワクチンだけで済ませたいのですが」


気持ちは分からなくはありません。

繰り返しますがワクチンにもデメリットはあります。

ですがメリットとデメリットを天秤にかけて、メリットが大きいと判断されるからワクチンが接種されるのであって、それを選ぶのは親の判断ということになります。


でも「必要最小限のワクチン」と言いますが、では「必要でないワクチン」ってあるのでしょうか??


そもそも何故ワクチンを接種しなければならないのか、皆さんはどうお考えですか?


こういう質問をされたときに僕は迷わずこう答えます。

「死なせないため」



死ぬ病気から命を守るためにワクチンを接種するのです。


逆に言えば、死なない病気ならばワクチンなんていらないと僕は考えます。

なので僕は個人的にはロタワクチンはあまり必要ないと思っているし、実際に自分の子供にも接種させていません。


人間にとって最もつらいことってなんだと思いますか?

それはわが子を亡くすことだと僕は思います。

当然ながら自身の経験からです。



死ぬ病気からわが子を守りたい、そう願うのは親として当然の、必須の考え方でしょう。



ですから、ワクチンとは「病気にかからなくするため」なんて生易しい理由ではなく、「死なせないため」に接種するものなんだと認識しましょう。


例を挙げましょうか。


・三種混合・四種混合

この中で一番怖いのは百日咳です。

1歳未満の乳児が感染すると呼吸停止を起こします。

死ぬ病気です。


・BCG

乳児が結核に感染すると高確率で結核性髄膜炎を引き起こします。

死ぬ病気です。


・B型肝炎

肝炎を発症するといずれは肝硬変そして肝がんへ進展します。

今の医学ではガンを治すことはできませんから、遠からず死にます。


・MR

とくに麻疹は、かなりの頻度で脳炎を引き起こします。

死ぬ病気です。


・水痘

あまり怖がられない水痘ですが、まれに脳炎を引き起こします。

だからこそ定期予防接種になったのです。

脳炎になれば命に関わります。


・おたふく

おたふくには様々な合併症がありますが、一番厄介なのが難聴です。

この難聴は一生治りません。

死なないまでも、一生続く障害が残るわけです。


・日本脳炎

読んで字のごとく、脳炎を起こします。

脳炎になれば死ぬか、助かっても一生残る障害を残します。


・インフルエンザ

風邪の一種ですが、重症化すると肺炎や脳症を引き起こします。

毎年多くの方が命を落としています。


・子宮頸がん

20~30代女性の患者・死者が急増しています。

働き盛り、子育て盛りのママを襲う、恐ろしい病気です。

ある種のウィルス感染が原因であることが分かっており、ワクチンが開発されました。



、、、と、このように、死ぬ病気だからこそワクチンで防がなければならないわけです。


死ぬ病気だからこそ人類は必死でワクチンを開発するのです。

現在もエボラ出血熱に対するワクチンの開発がすすめられています。


逆に言えば、死なない病気に対するワクチンなんて開発されないわけです。


ロタなどは日本ではまず死ぬことのない感染症ですが、医療水準が低く衛生状態の悪い途上国では致命的になります。

だからワクチンが開発されたのです。



子供の命を守りたい。

救える命は絶対に救いたい。


我ら医療従事者や、果ては僕らのような「天使パパ」「天使ママ」達の、このような切なる思いがこもっているのです。






 



 


そんな中耳炎になってしまった場合、当然ながら治療が必要になります。


中耳炎の正体は、中耳(鼓膜の内側)にいる菌(あるいはウィルス)と、それによる膿の貯まりですから、それを除去することが治療の中心になります。

当然ながら、中耳炎の原因である風邪を治さないことにはいけませんから、風邪に対する対症療法も併用するでしょう。


中耳炎の治療の基本は抗生剤投与とされています。


これに関しては賛否両論あります。

ちなみに抗生剤は基本的に使わない僕でも中耳炎には使う派です。

逆に中耳炎に抗生剤を使わない先生もおられます。


いずれにしても、中耳に貯留している膿を出してさえしまえば、どんな方法でも良いと考えます。


最近の文献や論文などを読み漁ると、どうも中耳炎の治療の主流は鼓膜切開+抗生剤投与というのが主流のようです。


もちろんそこに風邪に対する治療や、耳管の通りをよくする治療を併用するのは言うまでもありません。


ウィルス性の中耳炎もあるから抗生剤は必ずしも必要ではない!と主張する人もいますし、言っていることは至極正しいと考えます。


ですが、何百万人という膨大なデータを分析した結果、細菌性にしろウィルス性にしろ中耳炎の治療に抗生剤を使用したほうが治りやすいし何よりも再発しにくいというデータが出ています。

(中耳炎の原因のほとんどがウィルスと言われますが、実際にはそこに細菌感染も併発しておりそれが中耳炎を悪化させているため抗生剤が有効であるとされています)


中耳炎治療における問題点の一つは再発です。


中途半端な治療をした結果中耳炎を繰り返すと、最終的には慢性中耳炎いわゆる「滲出性中耳炎」となってしまいます。

こうなってしまうと非常にやっかいです。

鼓膜にチューブを留置したり、それこそ抗生剤をしかも長期にわたって投与しなければ治らない状態になってしまいます。

最悪は聴力を失ってしまうことだってあるわけです。


中耳炎は絶対に再発させてはいけない病気なのです。


したがって中耳炎と診断した段階でビシッと一発で完治させてしまうことが肝要です。


となってくると、やはりここは抗生剤をガッツリ投与して中耳炎を完全に治してしまう方が、再発の可能性が低くなるため長期的に考えるとメリットが大きいと僕は考えます。


普段から僕が言う、抗生剤を使う「ここぞ!」って時はまさにこの中耳炎なんですね。


したがって僕は、普段は極力抗生剤を使わないで、いざ中耳炎と診断した時には躊躇せずにメイアクトをぶっこみます

普段から使っていないため、そのお子さんにはメイアクトだって劇的に効きます。


逆にメイアクトを投与しても治らない場合や、痛みがあまりにも強い場合には鼓膜切開が必要かもしれませんから、その場合は信頼できる耳鼻科をご紹介します。

最初から鼓膜切開を併用したほうが絶対に治りが良いのですが、僕ら小児科医にはできないし、小児科にも中耳炎の患者さんが多数来るので、僕ら小児科医が出来る範囲をまずします。

 

中耳炎に対しては抗生剤が必要である、というのが僕の考え方です。

繰り返しますが中耳炎に抗生剤を使うか否かは議論が分かれるところですので、現時点ではどちらが正解かは分かっていません。

ですが、どちらの方法を選択されたにせよ、大事なことはその治療法に皆さんがちゃんと理解して納得しているかどうかってことです。

何故抗生剤が必要と考えるのか、医者の考えをちゃんと聞くべきです。

(それ以前に聞かれなくても医者の方から説明するのが常識ですが・・・)



また、最近はどうも鼓膜切開やチュービングをしない耳鼻科医が多いと聞きます。

先日も耳鼻科にかかって中耳炎と診断されたママが、「チューブを入れるのは大きな病院じゃないとできない」と言われたそうです。

耳鼻科医である以上、その基本的処置と言える鼓膜切開とチュービングくらいはできなくては困りますね。


中耳炎の治療に鼓膜切開が有効である以上、耳鼻科医はもっと積極的に鼓膜切開をすべきだと思います。











 


中耳炎の治療①

中耳炎は耳鼻科疾患ではありますが、小児科でもよく診ます。



まずは中耳炎とは何かという話。

耳の中にばい菌が入り込んで痛くなる、、、そのような認識だと思います。


ですが今回は中耳炎の治療がどうあるべきかを知っていただく前提として、中耳炎がどんなものなのかをもう少し詳しく説明してみましょう。


まず耳の奥には鼓膜があります。

その鼓膜よりも外側を外耳、鼓膜より内側を中耳と呼びます


したがって中耳炎とは鼓膜の内側の炎症ということになります。


よく耳に水が入って中耳炎になるとか、耳掃除をしないと中耳炎になるとか言われますが、これが間違いだと分かるでしょうか??


鼓膜はその名の通り「膜」であって、外耳と中耳を隔てています。

耳から水が入っても、中耳まで入ることは基本的にありません。

耳掃除をやりすぎてばい菌が入っても、それは鼓膜から中耳に侵入することも基本的にありません。


中耳炎とは外側からなるものではないんだと、まず知っておきましょう。

なので中耳炎(の治療中)であっても、理論上はプールに入ったって構わないわけです。

(理論上なので、例えば鼓膜切開などしている場合は中耳に水が入ってしまうことがあるわけで、やはり原則プールは禁止となってしまうのですが・・・)


ではどこから中耳炎になるのか、、、それは風邪です。

以前の記事で「原因と結果」について書きました。


中耳炎は風邪をこじらせてしまった結果なる状態です。


鼻の奥から中耳まで耳管という管がつながっていて、鼻や咽頭の菌がこの耳管を伝って中耳に達すると中耳炎になるわけです。

なので中耳炎単発でなるということは基本的にはなく、かならず風邪や副鼻腔炎などの鼻咽頭の感染症が基礎にあるってことです。


で、中耳まで菌が達して増殖すると膿がたまり始めます。

鼓膜は痛覚が過敏ですから、ちょっとの炎症でも痛いし、膿がたまってそれが内側から鼓膜を圧迫すれば激痛になります。これが中耳炎の正体です。



・・・ちょっと長くなったので、続きは明日。










0歳児へのインフルエンザワクチン

最近頻繁にいただく質問です。

「いらねえ!」と断言する先生もいまだにいたりします。


かくいう僕も数年前までは、

「いらねえ!」

と断言していた一人ですが、最近は状況が変わってきました。


何故数年前まではいらなかったのかというと、当時1歳未満への接種量が0.1mlとごく微量だったからです。

世界標準は0.25ml(この量で予防効果があることが認められています)ですから、明らかに少ないので果たしてこの量で効果が得られるのか疑問だったため、あまり積極的に勧めなかったのです。


しかし去年から日本でもインフルワクチンの接種量が世界標準と同じになったため、1歳未満のお子さんでも0.25mlとなりました。


この量なら充分な予防効果があることが世界的に証明されています(ちゃんとした文献的な裏付けもある)ので、接種する価値はあるでしょうね。

医学的に予防効果はあるということです。


この量でも1歳未満には抗体がつきにくいと言う医者もいますが、文献的な裏付けがあるのと、そもそもワクチンの特性からして年齢が若いほうが抗体ができやすいため、1歳未満でも効果はあると僕は考えています。

 

さて、そこで問題になってくるのは、果たして必要があるかどうか、です。

そもそも任意接種ですから、接種するか否かは個々の価値観によります。


述べたように、接種することで充分な抗体価が得られるので予防効果は期待できます。

ですが、1歳未満の乳児に予防させる必要があるか?と聞かれると返答は様々です。

それはご家庭の生活環境によるからです。


お子さんが保育園に行っているのであれば、保育園は感染症の温床ですしインフルも流行するでしょうから、接種した方がよいかと思います。


逆に、保育園に行かないお子さんであれば、感染する機会は少ないと考えられます。

可能性があるとすれば、家族からの感染くらいしかないでしょう。

なのでそういったお子さんであれば、本人を接種させなくても周りの家族が接種してその子への防御壁となってあげれば、それがその子にとっての「予防」となります。

出費をしなくとも「予防」になるわけです。

(ご家族の出費はありますが・・・)


お子さんがインフルをもらいやすい環境にあるのかどうか、そこで接種の必要性を検討されるのが良いかと思います。



繰り返しますが、1歳未満でも接種することで一定の予防効果はあります。

要はその予防効果を必要とするか否かです。







子供の医療費

基本的に医療費とは、例えば行った検査とか処置とか果ては診察そのもの・・・医者がやる行為すべてに「点数」が決められており、その合計点数が医療費すなわち医者(医療機関)の報酬となります。

で、その医療費のうち3割を窓口で支払うのが医療保険制度であると書きました。


この「点数」が高ければ高いほど医者は儲かるわけです。

(と同時に以前書いたように残り7割を支払う国の負担も増えるわけですが・・・)

基本的に医者の報酬は出来高払いなわけです。


なので医者が儲けようと思ったら、例えば検査をてんこ盛りに盛ったり、処置をしまくったりして稼ぐことは可能です。

(鼻吸引にだって「点数」がつきます!)


それでも多くの検査などを行う内科や外科と違って、小児科はどうしても「点数」がつきにくいです。

小児科は保険点数が低い、ゆえに小児科医は給料が安い、、、ということになります。


これでは誰も小児科をやりたがらなくなってしまいます。


そこで考えられたのが「小児科外来診療料」です。


これは、3歳未満のお子さんに限って出来高ではなく定額制にしてしまおうというものです。

3歳未満のお子さんが受診した時、どんな検査をしようが、逆に何の検査も処置もしなかったとしても、医療費は定額にしよう、というものです。


通称「マルメ」というやつですね。



最近は小児科に限らずこの「マルメ」が推奨され始めています。

医者が不必要な医療行為をてんこ盛りにして荒稼ぎできないように、初めから定額制にして、その額内で必要最低限の医療行為をしましょうというのが、医療費高騰が問題視されている最近の時代の流れです。


当然ながら医者にも技術が要求されます。

限られた額の中でやりくりして診断・治療をしなければならないわけですから。


行った医療行為がその定額を超えれば赤字だし、額内で済ませることができれば、浮いた分が医者の報酬になります。



熱を出して病院を受診

   ↓

血液検査、尿検査、レントゲン、細菌培養、点滴もしてさらに薬を処方

   ↓

医者丸儲けウハウハ


なんてことは今の時代はできにくくなってきているわけです。



医療機関によって出来高制かマルメか違います。

医療機関が選ぶことが出来るんですね。


もっとも小児科の大半はマルメを選択していると思います。

特に僕のように不必要な検査や処置はしない主義の小児科医は、出来高制にしたら大赤字になってしまいます・・・


逆に検査をトコトンやる主義の医者であれば、出来高制にした方が採算がとれます。

どっちを選ぶかは医者の診療方針によりけりってことですね。


ただ世の中の流れは定額制に向いています。

決められた額の中で必要最低限の検査・処置を選んで、そして患者(お子さん)には最大級の効果をもたらす。

そういったスキルが現代の小児科医(他の医者もですが)に求められているわけです。















インフルエンザワクチンの予約を開始します

今シーズンのインフルエンザワクチン接種が始まります。
(「フルミスト」ではない、通常のワクチンです)

接種開始:10月1日~

予約開始:9月16日~(WEBにて受付)

価格:1回目4200円、2回目3150円

対象:生後6か月~


基本的には2回接種ですが、13歳以上の方は1回でも大丈夫です。
例年予約が非常に殺到するため、今シーズンは予約枠を増やしております。
が、それでもやはり殺到が予想されますので、出来るうちに接種をすませてしまうようにしましょう。

インフルエンザワクチンの効果は約半年です。
10月と11月に1回ずつ接種しておけば、来年の春くらいまでは抗体が持続すると考えられます。
年末になると予約が非常にとりづらくなりますので、早めの接種をおすすめします


なお、今年から導入する輸入ワクチン「フルミスト」に関しましては、予約方法が異なります。
こちらをご希望の方は、近日中にアップしますのでチェックをお願いします。






それがあかん!

それがあかん!その① 「よだれかけ」


口の周囲や顎・首の部分の湿疹の相談にこられる方は多いです。

決まって言われるのが、

「アトピーでしょうか?」

です。

いいえ、違います。

そんな相談をしてこられるお子さんの大半がよだれかけをしています。

原因はそれです。

汚いよだれかけ自体が肌を刺激するし、それがあるという安心感からかママがよだれを拭くことが疎かになってしまうんですね。

口周囲の湿疹で皮膚科を転々としてステロイドやらをバカスカ処方されている貴方!

よだれかけを外して、こまめに口の周りを拭いてあげましょう。

1週間で治ってしまいますよ。



それがあかん!その② 「お熱シート」


当院では禁止、とくに1歳未満のお子さんには厳禁と指導しています。

だめな理由は、

1.スースー清涼感があるだけで、熱を下げる効果は無い

 冷やしたいのであれば、アイスノンや保冷剤など、物理的に冷たいものを首の後ろや脇の下に当てるようにしましょう。

2.危険だから

 粘着力のあるシートです。寝ている間に口にいってしまい窒息、なんて事故が後を絶ちません。

 「こんにゃくゼリー」と同様に乳児には絶対に厳禁なのです。

お熱シートを平気で貼る無知な保育園があるので気をつけましょう。

お子さんを預ける時に、

「熱が出てもうちの子にはお熱シートは貼らないで!」

と要求しておきましょう。

3歳未満に使用するのはやめましょう!








「治らない」から駄目か?

よくお風邪の患者さんで、

「他の病院でこのお薬をもらったのですが、全然治りません」

といった相談を受けます。


基本的に風邪を治す薬はありません。


風邪の大半はウィルスですので特効薬はありません。

当然ながら抗生剤などは治療になりません。

あくまでも風邪薬で症状を緩和させるだけで、子供の自然治癒力で最終的には治すしかありません


例えば咳・鼻水が3日前から続いていて小児科を受診したとしましょう。

「風邪です」と言われ、アスベリン・ペリアクチン・ムコダインの風邪薬を処方されたとしましょう。

3日間飲んでも改善しなかったとしましょう。

でも、だからといってその医者がダメだってことには必ずしもならなんです。


ここで「あの医者は治らない」と決めてしまい、他の病院に流れる・・・

他の病院で「これじゃあ治らないよ」と抗生剤をもらう・・・

3日間抗生剤を飲んだら治った・・・

「ああ、あそこの医者は良い医者だ」と思ってしまう・・・


でも結果的に考えると、その子の風邪が治ったのは抗生剤のお陰ではなく、単純に6日間で自然治癒しただけだったりします。

となると追加された抗生剤は余計だったってことになります。


こういうパターンは結構あります。



風邪というのは時間がたてば必ず自然治癒します。

小児科医の役割は、悪化させることなく自然治癒をもたらすことにあります。


なので僕の所に受診に来られても、咳や鼻を押さえる最小限のお薬しか処方しません。

それらは風邪を治すものではなく、症状を緩和するだけのものなのです。

症状が緩和されることにより楽になり休息がとれるようになり、治癒が早まる。

これが小児科の風邪に対する治療の基本です。

(もちろん気管支炎や肺炎を合併してしまった場合は例外です)


中には僕が出す最小限のお薬で「効いた」気がせず、他の病院に流れてしまっている人も多いと思います。

それは残念なことではありますが、でも覚えておいてほしいことですね。



病院をかえて薬をかえたら治った。

はたしてそれは薬をかえたからだと言えるでしょうか??

もしかしたら単純に自然治癒しただけかもしれませんよ???


ただの風邪であれば、まずは一つの病院でじっくり診てもらうってのも必要な場合もあるってことです。

そこで、どうしてもその先生が人格的に信頼できなければ医者を変えればいいと思います。

ですが、3日程度で症状が改善しないからすぐ医者をかえるのはどうかと思うんですよね。









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