小児皮膚科

dermatology

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の原因は荒れた皮膚にアレルゲンが侵入することによる「経皮感作」が原因です。

アトピーの治療にはこの経皮感作をいかに抑えるかがカギであり、また予防法でもあります。

乳児湿疹が酷いお子さんは、放置しておくと湿疹から経皮感作が進み将来的にアトピーに進展してしまいます。

当院ではこの乳児湿疹のうちから早期に適切な指導・治療を行うことで経皮感作つまりアトピーへの進展を防ぐことを最重要視しております。

そのための方法は「スキンケア」です。

皆さんはスキンケアの指導をしてもらってますか?

意外にも薬を処方するだけで適切なスキンケアの指導をしてもらってないお子さんが多いようです。

保湿剤やステロイドなどの外用薬は、この正しいスキンケアが行われていたうえで使用されるべきものだと考えます。

逆にいうとスキンケアが疎かな状態では、どんな外用薬を使っても皮膚の状態は治らないし、そのまま続けば経皮感作が進みアトピーに進展してしまいます。

当院ではお子さんの肌の特徴に応じた適切なスキンケアの指導をするところから始めます。

よく当院は「ステロイドを使わない病院」だと言われますが決してそうではありません。

基本となるスキンケアを習得していただき、そのうえで改善が無いようであれば適切なお薬をチョイスいたします。

が、正しいスキンケアを指導することによって結果的にステロイドなんていらない肌になってしまうことが多いというのは日々の診療で経験しております。

薬だけ漫然と処方されるだけで何の改善もみられない場合は、スキンケアに対する根本的な考え方から変えたほうが良いと考えます。

中波紫外線療法

エキシプレックス308の画像

紫外線療法を導入しました。
アトピー性皮膚炎に対して、従来の内服・外用治療に加えて、エキシマライト(紫外線療法)を追加することで高い治療効果が期待できます。
当院で使用する機器は最新の「エキシプレックス308」で、アトピー性皮膚炎だけでなく円形脱毛症や尋常性乾癬などに対して保険適応で施術可能です。
照射は1秒程度で痛みはなく、お子さんでも安全に使用できます。
(高価な機材なので当院では6歳以上とさせていただきます)

対象となる患者さん

  • 当院で治療しているアトピー性皮膚炎の患者さん
  • 円形脱毛症の患者さん

メリット

  • 従来の紫外線療法よりも出力が強く、高い治療効果が期待できる
  • 簡単かつ短時間(数秒)で痛みが無く、紅斑・やけどなどのリスクが低い
  • お子さんや妊婦さんにも安全に使用できる
  • 「痒み」に対して高い効果が期待できる
  • 紫外線による皮膚がんのリスクはほぼ無い
    (数百回レベルの照射ではじめてリスクが高まる)
  • 保険適応で1回につき約1000円程度で施術可能

デメリット

  • 週に2~3回程度の通院が最初は必要
  • 従来の紫外線療法ほどではないが、紅斑・やけどを生じる可能性がある
  • パワーが強いためやけど・水疱など日焼けのような状態になることがある
    (1回の施術で炎天下に1時間いるのと同程度とイメージしてください)
  • 長期による施術により皮膚がんの発生リスクを考慮しなければなりませんが、現在世界各国で行われている長期的調査では、この治療により明らかに皮膚がんが発症したと証明できる報告は出ていません